玩具の適正量?
子供が玩具を欲しがって、そのたびに買って、物で溢れている…
あんなに欲しがったのに遊ばない…
そんな悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。
私は玩具を買うルールを持たないまま、子育てしていました。
スーパー、コンビニ、ホームセンター・・・
どこかに行くたび、何かを欲しがる。
その度に物を買ってどんどん増えていくのに、
すぐ飽きて、また別なものを欲しがる。
このブログを書くにあたり、玩具の適正量ってあるのか?
と調べたら、一応はあるみたいですね。
未就学児の場合は段ボール2~3箱とか。
思ったより少ないと思いました。
1人目の子供を育てている時、育児のストレスも強く、
グズられるのが嫌で子供が欲しがるたびに物を買っていました。
散らかっている部屋にいつもイライラ。
片付けを手伝わせると別な玩具で遊び始めるから、
手伝わせたくない。
片づかない部屋、せっかく買ったのに遊ばない息子、
子供と遊んでくれない夫。
とにかく、いつも、いろんな事に対してイライラしていました。
離婚して、1人になって、また子供を授かって。
今はテレビも無いし、玩具も絵本も少ない。
今になって気付いたのは、
子供が本当に欲しいものはモノじゃなかったんだ、ということ。
きっと、ママが見ている、
ママと一緒に遊ぶ、一緒の時間を過ごす事を望んでいるのではないでしょうか。
上の子達を育てていた時は、
物に子守りをさせようとしていました。
買い与えて、一緒に遊んであげていませんでした。
ママは忙しいから、それで遊んでて!!
何のために買ったと思ってんの?!とイライラしていました。
一緒の時間とぬくもり
私は保育の専門家ではないから、
子供の事については完全に私見になってしまうのですが・・・
認知症高齢者は子供と似ているな~と思うのです。
私のような高齢者にかかわる仕事の人間にとって、
高齢者は、保育士さんにとっての子供と一緒。
可愛らしくて、愛しい存在。
認知症の方は、今どこで何をしているのか、
自分自身の事もよくわからなくなり、
漠然とした不安に包まれています。
不安だから落ち着かない。
落ち着ける居場所を探して、そわそわ、ウロウロする。
そんな方に何か集中できる物を与えるのもひとつの方法ですが、
やっぱり隣に一緒にいる事が一番安心されます。
私の仕事はリハビリなので、
体をマッサージしたり、触れていると、
怒りっぽい人が落ち着いたり、
無口な人が自分から話し始めたりします。
触れる事を許してくれる時点で、
心を少しだけ、開いてくれているのかな、と思います。
認知症高齢者のケアのひとつに、
「タクティールケア」という方法があります。
「タクティール」とはラテン語で「触れる、タッチ」という意味。
両手でやさしく、背中や手足に触れることで、
興奮状態や不安感、痛みなどを緩和する方法です。
肌と肌との触れ合い、ぬくもりで安心感を得られるのは
子供も高齢者も一緒ですね。
物が少ないとイライラは最小限
私は部屋が散らかっているとイライラしてしまいます。
子育てするまで気づかなかった、自分の特徴。
自分の心の安定と、イライラの対象を息子にしないために、
物を増やさないように気を付けています。
離婚前の育児の反省でもあります。
玩具、絵本が限られていると、
それしかないから、ちゃんとそれで遊ぶ。
ママは片付けが楽でイライラが最小限です。
絵本も、同じ物を何回も見るので
それぞれのページの言葉を覚えて一人で読んでいたりします。
まだ2歳。
ここからどんどん玩具が増えないように、
物が少ない環境で育てて行きたいです。
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