片づけと心

このブログで一番伝えたい、片づけと心について。

物には「思い」がくっついています。

物を見る事で、過去の思い出・感じていた事・香り・音・・・

無意識にいろいろな事を思い出します。

ときめき、良い思い出が強い物は問題ありませんが、

やっかいなのは、良い思い出と苦しい思い出が

くっついている物です。

忘れるメカニズムを利用する

苦しい時、辛い時・・・

人間は「忘れる」という機能を持っているおかげで

前に進む事ができます。

思い出さない訓練を何度も行うと、最終的に忘れる、

という実験例があるそうです。

その実験では、手がかりを見ても

思い出さない訓練を繰り返すそうです。

そもそも苦しい事を思い出す物を見えない状態にすると

思い出す機会を減らす事ができます。

捨てる基準が使用頻度などであげられたりしますが・・・

辛い・苦しい事を思い出す物、

なんとなく気持ちが重くなる物は、

手放す事で

忘れる機能を手助けしてくれます。

時の癒し

苦しい事を思い出す、

なんとなく気持ちが重くなる物でも

まだ捨てられない、という時があると思います。

そういう物でも、必ず「時の癒し」があります。

子供を置いて家を出て、毎日泣いていた頃・・・

私は神社に行ったり、

スピリチュアルな人のブログをよく見ていました。

人間辛い時、

やっぱり見えない世界に、すがりたくなります。

魂カウンセラーとして本も沢山出版されている

まさよ」さんのブログで、

どれだけ辛い事があっても、必ず時の心癒しがあります。

と書いてありました。

その頃はそんな時が本当に来るのか?と思いながら、

でもそれを信じて日々過ごすしかありませんでした。

でも、本当に、

少しずつ少しずつ心は回復して、

涙する頻度も減って、笑えるようになりました。

すぐに手放せないとしても、

いったん見えない場所にしまってみて欲しいと思います。

そのうちに、時が進んで、

乗り越えられる日が必ずやってくると思います。

手放す事で癒しが進む

離婚して欲しい、と夫に伝えた頃、

心が病んで家にいる事ができなくなり、

ひとまず母のアパートに避難させてもらいました。

自分の荷物を一通り持って行ったけれど、

自分の部屋は無い。

荷物を減らす選択肢しかありませんでした。

夫との思い出品は問題なく処分できましたが、

問題は子供に関係する物。

妊娠中に幸せな気持ちで作った、おくるみ。

セミオーダーしたスリング。

授乳の時に使っていたチューブトップ。

子供の物は、捨てる事で、

子供が消えていなくなっていまうような

感覚がありました。

妊娠の時から感じた幸せな思い。

思うようにいかない育児。

子供の可愛さよりも、

悩みばかり見てしまっていた日々・・・

いろんな気持ちがごちゃまぜでした。

でも、泣きながら、震えながら処分しました。

大切な物をゴミ袋にいれる事がもう、泣けます。

今になって、こんまりメソッドでは手放す時にも

ときめく方法で手放す、と知り

あの時知っていれば・・・と後悔ですが。

それでも、目の前から物理的に消える事で、

情報が入る機会が減って、

心は少しずつ落ち着いていきます。

情報量を減らす

母のアパートに避難していた頃、

たまに1人でホテルに泊まりにいきました。

お風呂に入って寝るだけ。

物がない空間で、

あれこれ考える時間が最小限になり、

気持ちが落ち着きました。

心が疲れると、いろいろな事への閾値が下がり、

出来事、物からの影響を受けやすくなります。

物は情報をまとっています。

苦しい時、

自分の頭や心がいっぱいの時、

物から離れる時間を作る事をお勧めします。

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