片づけのコツ〜苦手な人むけ〜

片付けマインド

片づけが苦手な人にも片づけをして欲しい!!

そう思う理由が2つあります。

ひとつは、毎日の生活が楽になるから。

もうひとつは、自分へのプチストレスを減らす事ができるから。

 

片づけ、めんどくさい・・・

そう思っている方は、片づけイコール掃除、だと思っている方が多いのではないでしょうか。

掃除は片づけの延長上にありますが、別物です。

 

掃除は「汚れを取り除く事」→対汚れ。

片づけは「物を整理する事」→対モノ。

掃除に終わりは無いけれど、

「持ちモノは無限ではないので、片づけは必ず終わりがあります。(こんまり語録)」

 

✔ 本記事のテーマ  〜〜片づけが苦手な人に伝えたい事〜〜
 
 

片づけの目的

「片づけはマインドが9割(こんまり語録)」です。

片づけって、めんどくさい。

なんでやらないといけないの?と思う方は

まず、片づけの目的について考えて頂きたいと思います。

 

ドイツ式

ドイツでは

「整理整頓を好きになりなさい。時間と手間を省いてくれるから」

ということわざがあり、

片づけは「自分が楽になるため。」と教わるそうです。

 

新しい書類が届いた時、ちょっと工具を使う時・・・

出し入れがすぐできると、後回しにせず、すぐに行動する事ができます。

整理整頓されていると掃除にもすぐ取りかかれるし、日々の暮らしが楽になります。

 

メンタリストDaiGo

メンタリストDaiGoさんの著書「人生を思い通りに操る 片づけの心理法則」。

この本では、部屋がきれいになる事がゴールではない、とはっきり書かれています。

 

自由な時間を増やし、

人生を最大化し、

幸福を手に入れるため。

 

迷う時間、モノを探す時間、管理する時間を減らして、

そのぶん自分がやりたいことを実現できるようにすることが、

片づけの本当の目的です、と記されています。

 

こんまりメソッド

まずは理想の暮らしをイメージする所から始めます。

なぜ片づけをしたいのか、片づけを終えたあと、どんな人生を送りたいのか?

片づけとは、自分自身、そして人生と向き合う行為。

片づけは単なる手法であって、それ自体が目的ではありません。

本当の目的は、片づけたあと、どう生きるか。

 

「あなたが本当にときめくこと」に大いに時間と情熱を注いでください。

〜中略〜

本当の人生は「片づけたあと」に始まるのです。

引用:「人生がときめく片づけの魔法」 著者:近藤麻理恵

自分へのプチストレスを減らせる

生活していると新しく増えるモノが必ずあります。

日々忙しいと「後で片づけよう・・・」

後で片づける予定の「モノたち」があっという間に増えますよね。

 

ひとつ取り出した時に他のモノが落ちて、イラっとしたり。

「あ〜片づけなきゃ。でも今忙しい。」

この溜めてしまう事が、片づけをよりめんどくさくします。

そして溜まっていく物にプチストレス。

溜めずにすぐ行動できる環境作りが大事。

 

そして、定位置が決まっていないと、物をなくしたり、同じ物を買ってしまったりしますよね。

その時の「あ〜だめだな、自分。」というプチがっかり。

毎日疲れる日々の中で、

プチストレスの積み重ねがあるか無いかでは、快適さが全然違います。

 

どこから、何から始める?

こんまりメソッド

こんまりメソッドでは、片づけの順番が決まっています。

場所別では無くて、物別。

 

衣類→本→書類→小物→思い出品

 

この順番に行うことでときめき感度があがり、完璧に片づけが終えられる、とされています。

 

片づけには「日常の片づけ」と「祭りの片づけ」の2種類あると言われています。

「日常の片づけ」とは、単純に「モノを使ったら元の場所に戻す」こと。

「祭りの片づけ」は一生に一度。

 

祭りの片づけでは、全てのモノを出して、残すか手放すかの判断をしていきます。

一度頑張って片づけ祭りをすれば、日常の片づけがぐっと楽になります。

 

小さな場所から

そうは言っても、なかなか全出しする気になれない・・・

という方には、プチ片づけでステップを踏んで、片づく快適さを味わって頂きたいです。

 

財布、カードケース、鞄、車、冷蔵庫・・・

限られた狭い空間からやる方法。

 

結果がすぐ出るので片づけが苦手な方でも始めやすいと思います。
私のような片づけ好きのプチ欲求も満たしてくれる、良い方法です。

 

ステップを踏んで、いずれ片づけ祭りへ飛び込んで欲しいです。

 

気になる場所から

一番気になる場所から行う、という方法もあります。

 

例えば、台所の調理スペースが狭くて、毎回料理をする時にイラっ・・・
そういう場所から行うと、すぐに快適さを味わう事ができます。

 

毎日目に入るたびに「あ〜ここ片づけなきゃな。」と思う場所があったら、
そのちょぴり気持ちが沈む数秒が無くなる事で、びっくりするくらい気持ちが軽くなります。

 

朝起きた時に、より体感できます。

 

適正量

適正量を知る事がリバウンドしないコツ。

 

これがなかなか難しいと思います。

こんまりメソッドでは、片づけをしていると「適正量のカチっとポイント」に気づく瞬間がある、

と言われています。

正直、私はときめくモノ自体がほとんど無かったからか、わかりませんでした(笑)

実際問題、何がいくつあれば足りるのか?
感覚ではなくてひたすら考える方法で行いました。

メンタリストDaiGoさんの書籍では、

取り出しやすく、しまいやすい収納にするためには、6割収納が良い、と書かれています。

本当は4割が理想だけれど、スペースの都合もあるだろうから、6割はギリギリのライン、と。

収納する、というよりもモノを飾っている、という感じにする事をおすすめしていました。

 

自分の持ち物が多いとか、少ないとか、あまり考えずに過ごしていると思いませんか?

 

でも、多くのモノ、散らかっている環境は、脳に負担がかかると言われています。

近藤麻理恵さんとスコット・ソネンシェイン教授の共著、「Joy at Work」では

 

モノが多いと、モノの存在を認識することに脳を使ってしまうため

目の前のやるべき事に集中できなくなる、と書かれていました。

 

また、モノが多いとストレスホルモンである、

コルチゾールの分泌が増える事がわかっています。

コルチゾールの分泌料が慢性的に多くなると、

精神疾患、生活習慣病などのストレス関連疾患につながりやすくなると言われているそうです。

 

自分の持ち物が多すぎないか?

人と比べるのではなくて、自分にとって負担になる量じゃないか?

人生で一度、考えてみる時間を作る事は、今後の人生で絶対に無駄にならないと思います。

 

定位置の決め方

まずは適正量に物を減らして、定位置を決める事で、日常の片づけから開放されます。

 

じゃあ、定位置ってどうやって決めるのか?
そこにルールは無くて、自分が使いやすい場所に置くだけ。

 

元夫がよく物を無くす・忘れる人だったので、

私が定位置を決めてあげよう!!と試みた事がありました。

 

でも、決めた定位置に置かない。
そしてまた忘れる・・・

 

なんで???
それは、私が自分基準で勝手に決めた定位置だったから。

 

自分がどういう行動パターンで動けば片づけやすいか、忘れないか、考えるのがベストです。

 

こんまりさんは、物をとても大切に考えていて、
帰ってきたら、バッグも財布も中身を全部出して休ませてあげるそうです。

 

すごい・・・!!

でも、自分に無理なく。

こんまりメソッドでは、常に自分がときめくかどうかを基準に考えて良い、と言われています。

誰かを見本にしつつも、自分が快適に暮らせる事が第一です。

 

モノを増やさない

1イン1アウトや、1イン2アウトなど、

物を買う時に出す事もセットで考える事が物を増やさないコツ、と言われています。

 

片づけ祭りをすると、物が多かった人ほど、うんざりしてもう二度とやりたくない!と思うはずです。

 

私の両親は新聞の切り抜き、ネットの情報を印刷した紙、

説明書関係、光熱費や公的な支払いをした領収書などの紙類を始め、

大量のストック品、大量の文房具、本・・・物が沢山ある人達でした。

 

これまで何度か引越しをしていましたが、

1回の引越しでトラック1台分のゴミを捨てた事もありました。

 

父が数年前に亡くなり、家を手放して、また片づけ。

何度引越しても、まだまだあるモノ達・・・

 

本当に終わりがあるのか?

大量にある物たちにうんざりでした。

 

でも、いつかはやらないといけない。
結局、誰かが片づけの尻拭いをする羽目になる。

それを誰にさせるのか?
片づけ祭りをしないで生きていたら、それはそれで恐ろしい事だな、と思いました。

 

片づけ祭りを終えて思う事が、もう二度とあんなめんどくさい事をしたくない!!
つくづく、そう思います。

 

だから、「とりあえずしまっておこう・・・」の前に、
ちゃんと判断するようになりました。

 

私自身はミニマリストを目指している事もあり、

物を大量に手放したので、

「これ買っても、また捨てる事になるかも・・・?」

と考えるようになり、買い物にブレーキがかかるようになりました。

 

また大変な思いをしたくない。

それが物を増やさない大きなブレーキになります。

 

まとめ

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片づけを終えてみると、朝起きた時、空間の違いにびっくりします。

是非味わって頂きたいです。

 

モノを捨てる事に抵抗が大きい母も、

片づいた空間を味わうと「ここ広かったんだね〜!いいね〜!」と快適さに驚いていました。

 

体験してみないとわからない感覚。

 

ちなみに、余談ですが、私は片づけが子供の頃から好きで、引っ越しは最高に贅沢な娯楽!

こんまりさんは、1年に1回引っ越しているそうです。
羨ましい〜!!!

 

片づけの何がそんなに楽しいのかと言うと、

頭の中で持ち物のパズルをしているような感覚で、

ハマっていく感じが快感なのです。

 

今と片づけた後の物の配置、
不要になる物、新たに必要になる物を頭の中で考え続ける。

それが引越しだと時間が限られているし持ち物全てなので、

脳が高速回転し続けて、より興奮状態(笑)。

アドレナリン出まくります。

 

頭で思った通りに行かなかった時に、また考え直して試行錯誤して・・・

最終的にうまくいった時は、

テトリスで何段も同時に消した時のような「よっしゃ〜!!」が味わえます。

家にいるだけで楽しめる、安上がりな趣味。

 

片づけは、いつでも、どこでも、誰でも今すぐ始められる(こんまりメソッド)。

 

片づけが苦手な方にも、まずは一歩踏み出して、

片づけした後の快適さ、面白みを体感して頂きたいです。

※今回、脳の器質的な問題・心の問題がある場合については触れていません。ご了承下さい。※

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